
こんな人に観てほしい:後輩にチヤホヤされたいけど、彼女はいる

職場にひとり、やたら距離感の近い後輩、いませんでしたか。敬語なのに距離が近い。仕事ができる、と褒めてくれる。彼女の愚痴を言えば「えー、先輩もったいないですよ」と半笑いで流す。
気のせいだと思ってきた人へ。
この作品は、その「気のせい」が気のせいじゃなかった場合に何が起きるかの記録です。しかも最悪なことに、向こうは最初から全部計算していた。
あらすじ:目覚めたら、ホテルだった

女優は西宮ゆめ。メーカーはアイデアポケット。
会社の飲み会で酔い潰れて、目が覚めたらラブホテルのベッドの上。目の前には後輩の西宮が水色のニットでこっちを見て微笑んでいる。「大丈夫ですか?先輩」。部長に帰れと言われ、同じ方向に住む彼女が送ってくれたらしい。歩けなくなって、ここで休憩、ということになった──らしい。覚えていない。
彼女への連絡も済ませてくれている。「今日は朝まで飲むから帰れないって、ちゃんと連絡してましたよ」。至れり尽くせり。そして──告白が始まる。「ずっとずっと好きなんです、先輩のこと」。
見どころ1:「ここにいることは誰も知らないですよ」

この作品の全部の空気を変えるのが、西宮の告白シーンです。
「私がなんで仕事頑張ってるかわかってます?」「この気持ち抑えられないんです」。ここまでは、まだ「後輩の健気な告白」として処理できる範囲。でも、ここから声のトーンが一段下がるんです。
「ここに連れてきた意味だって、分かってるでしょう?」
「先輩は泥酔して、私が家まで送った。ここにいることは、誰も知らないですよ」
背筋がぞわっとする。この子、偶然ここに連れてきたんじゃない。全部を、飲み会の前から設計している。酒を勧めた量も、部長への根回しも、彼女へのメールの内容も、全部。
そして決め台詞。「今だけでいいから。ダメですか?」。
酔った身体じゃ、逃げられない。抵抗する口実もない。長い舌をゆっくり絡めてくる濃厚なキス、舌の動きに耳が支配される距離でのフェラ──全部、後輩の敬語と笑顔の下で進行する。「その顔すっごい好き」と覗き込んでくる顔が、会社で見ていた「いつもの後輩」と同じ顔。このギャップに脳がバグる。
見どころ2:「2番目でもいいです」の破壊力

で、この作品が本当にヤバいのは、フェラで一度出させた「あと」なんですよ。
口でイかされて、ふっと気まずくなる。帰ろうとして着替えを始める。西宮が引き留める。「どうしたんですか着替えちゃって」「まだフラフラじゃないですか」「もう少し休んでいきましょう」。ここまでなら、まだ優しさの範囲。でも次の台詞で、ぜんぶ決まる。
「誰にも言わなきゃいいじゃないですか。会社にも、彼女にも」
「2番目でもいいです」
「都合のいい女でいいんです」
これ、男が一番言われて弱い言葉の3連打なんですよ。プライドを守るふりをしながらプライドを先に捨ててくる。先にハードルを下げられると、「いやそんなつもりじゃ」と言い返せない。気づいたら、今度は本番に持ち込まれている。
「このまま入れて」「今日は安全な日なんで」。生での挿入を懇願されて、断るには酔いすぎている。「先輩の精子中にちょうだい」。フェラで一度搾っておいて、本番は生で中出しまで持っていく。敬語のまま、笑顔のまま、逃がさない。
最後に:「二人の秘密にしましょう」

朝方、西宮が言う。「二人の秘密にしましょう」。三回、繰り返す。まるで呪文みたいに。
この作品が怖いのは、西宮が一度も敬語を崩さないところです。「好きです」と告白するときも、身体を重ねているときも、「中にちょうだい」と言うときも、全部「先輩」呼びのまま。距離を詰めてきているのに、距離が保たれている。この不思議な距離感が、観終わった後もずっと耳に残る。
観終えた夜、あなたはたぶん、職場の後輩の顔を思い出します。あの子、何を考えてるんだろう、と。そして少しだけ、後輩の飲み会の誘いを断れなくなる。
