
こんな人に観てほしい:AVのキスシーンを、いつも早送りしてきた人へ

正直に言ってください。キスシーン、飛ばしてますよね。
女優さんが顔を寄せてきて、唇が重なる。そこで、あなたの指がシークバーに伸びる。キスは前菜で、メインはその先。前菜でお腹いっぱいになる人はいないから、さっさと次の皿へ行く。
分かります。私もそうでした。キスは入口であって、目的地じゃない。入口で立ち止まっている時間がもったいない、と本気で思っていました。
この作品の購入者レビューには、最初のパートはキスをするかしないかで引っ張られる、と書いてあります。早送り派からすれば、悪夢のような作品です。キスを焦らされる。キスの手前で止められる。キスをする前に、まずキスの話をされる。
でもね。この作品には、早送りの指を止める一言があるんです。
「まだチューもしてないのに」
焦らしている張本人のほのかさんが、こちらの体を見て、そう言って笑う。前菜すら運ばれてきていないのに、もうナイフとフォークを握りしめているじゃない、と言われた気分です。この一言を聞いた瞬間、私の指は止まりました。
キスで本当にそこまで気持ちよくなれるのか、半信半疑の人。至近距離で見つめられるのに弱い人。顔を舐められるのが好きな人。そして、自分は焦らしなんかに負けないと思っている人。あなたに観てほしい。
あらすじ:「キスしよっか」と言った人が、キスをしてくれない

古川ほのかさんが主演する、アイデアポケットの8K VR作品です。作品説明には、キスは最高の興奮剤、とあります。
天井と左右の壁が赤く、正面のレンガの壁の前に白いベッドがある部屋。こちらが座って待っていると、ネイビーのレースのトップスに白いスカート、首元に大きなラインストーンのネックレスをつけたほのかさんがやって来ます。
ほのかさんは「待った?」と笑い、「やっと会えたね」と言います。「会いたかった?」と訊いて、「私も会いたかったよ」。指を絡めて手を握り、抱きしめていいかと訊いてから、こちらの胸に顔をうずめる。そして「すっごい落ち着く」「いい匂いだね」と言う。
二人がどういう関係なのか、作品は説明しません。購入者レビューにも、設定はよく分からない、と書いた人がいます。キャバ嬢のような服で、恋人のように甘い、と。でも、それでいいんです。分かるのは、ほのかさんがこちらに会いたかったということ。それだけで十分です。
ほのかさんは「これから何しよっか」「何してほしい?」と訊きます。こちらの顔を見つめて、「すっごいエッチな顔になってるよ」。そして、こう言うんです。
「キスしよっか」
来た、と思うでしょう。私も思いました。唇が近づいてくる。あと少し。そこで止まって、ほのかさんはこう言う。
「今すると思った?」
してくれないんかい。
続けてほのかさんは、「反応がかわいいから」「意地悪したくなっちゃうな」と言います。
物語はこのあと、照明を落としたベッドへ場所を移します。ほのかさんは衣装を替えても、キスをやめないまま先へ進んでいきます。ただ、最初の場面のほのかさんは、なかなか唇をくれません。
見どころ1:まだ、まだ、まだ。数えているのは彼女のほうだった

キスの手前で止まったほのかさんは、そこから言葉でキスをしてきます。「私のベロ柔らかいでしょ」と言い、「ベロ絡めてチューしたら、どうなっちゃうんだろうね」と言う。
想像させるだけさせて、唇はくれない。そしてほのかさんは、あの一言を言うんです。
「どうしたの?」「まだチューもしてないのに」「ちんちん爆発しそうになってるよ」
こちらは恥ずかしい。でもほのかさんは、からかうだけじゃありません。自分の体の反応も白状してくる。「体が反応してよだれいっぱい出てきちゃった」。そして「ちょっとだけチューする?」と訊いて、ほんの一瞬だけ唇を合わせて、「チューしたよ」と言う。
いや、それはキスのうちに入るのか。ほのかさんは「えーもっとエッチなやつ?」と訊いて、「どうしよっかな」「反応が可愛いからさ」と言う。そして選んだのは、唇じゃなかった。「先にチュウしてもいい?」と訊いて、ほのかさんは顔にキスを始めるんです。
ほのかさんの舌が、顔じゅうを舐めていく。購入者レビューで何人もが挙げているのが、実はこの顔舐めです。売りはディープキスだけど、個人的には顔舐めが最高だった、と書いた人がいるくらい。舐めながら、ほのかさんは笑います。「顔舐められて喜ぶなんて」「変態さんだな」。
そして、二回目が来ます。
「まだフレンチキスしかしてないのに」
私はここで気づきました。この人、数えているんです。キスをどこまで進めたかを、自分で一段ずつ数えている。そのたびに、こちらの体がどれだけ先走っているかを確かめて、楽しんでいる。
たとえるなら、映画の本編が始まる前の予告編だけで、もう泣いてしまった観客のようなものです。こちらがその観客で、隣の席のほのかさんは、それを嬉しそうに見ている。
ほのかさんのほうも、平気な顔をしているわけじゃありません。「何想像してるの?」と訊いたすぐあとに、「私もエッチな気分になってきちゃった」と言う。「よだれ止まんないわ」とも言う。こちらに舌を出させて、「私の唾美味しい?」と訊く。
ほのかさんが「いっぱいじらしちゃったから」と言って、ようやく深いキスが始まります。舌が絡む。「すっごいエッチな音してるね」「もう我慢できないって顔してるよ」と、ほのかさんは囁く。
そして、三回目。
「まだキスしかしてないのに」「乳首すっごい硬くなってるよ」
ほのかさんは胸元へ下りて乳首を舐め、それから股間へ手を伸ばします。「直接触ったらどうなっちゃうのかな」。触れたところで、四回目が来る。
「キスしただけでこんなになっちゃうの?」「女の子みたいだね」
女の子みたい、と言われる。普通なら傷つくところです。でも、ほのかさんの声は、まったく馬鹿にしているようには聞こえない。むしろ嬉しそうなんです。自分のキスでこちらの体がここまでになったのが、嬉しくてしかたない、という声。
手でしごきながら、ほのかさんはこちらにブレーキをかけ続けます。激しくしたらすぐイっちゃうから優しいところから始めようかな、とほのかさんは言う。「激しくしてほしいの?」と訊いて、「だーめ」。「私のよだれでちんちんくちゅくちゅいってるよ」と、音まで聞かせてくる。
最後にほのかさんは、「いっぱい気持ちいい顔見せて」「ちゃんと見ててあげるからね」と言いながら、顔を舐め、舌を絡めて、手を動かし続ける。こちらが出したあと、ほのかさんは手のひらを広げて見せて、「ドロドロなのいっぱい出たね」と笑います。
唇へのキスをあんなに出し惜しみしていた人に、キスと手だけで、こちらは一回出されてしまった。しかもほのかさんは、休む間もなくこう言うんです。「ねぇ、もっとエッチなことしよっか」。
見どころ2:「さっき出したのに」のあとで、先に崩れたのは彼女だった

照明を落としたベッドで、髪をまとめ、水色の光沢のあるドレスに着替えたほのかさんが覆いかぶさってきます。「さっきみたいなエッチなチューいっぱいしよっか」。
今度のほのかさんは焦らしません。上から見下ろしてこちらに口を開けさせ、自分の唾を飲ませる。それから「おっぱい見たい?」と訊いて、「いいよ、見せてあげるね」「これ脱いじゃおっかな」と言う。ドレスを下ろすと、下は黒いレースの下着です。「すっごいエッチな下着つけてきた」「興奮する?」。
ほのかさんはこちらの胸に伏せて乳首を舐め、股間に手を伸ばして、こう言います。
「さっき出したのに」「ちんちんすごいことになってるよ」「触ってもらえて喜んでるみたい」
最初の場面でほのかさんが数えていたのは、キスの段数でした。今度は、さっき出したことまで引き合いに出してくる。しかもこの台詞は、少しあとでもう一回出てきます。ほのかさんは「すごい。さっき出したのに」と言い、また勃っちゃったの、とこちらに訊く。そしてほのかさんは、こちらの体がなぜこうなってしまうのかを言い当てる。
「キスされるとちんちんこうなっちゃうんだね」
「キスしながらこうやっておちんちんいじめられるのすごい好きなんだよね」
バレていました。最初の場面からずっと、こちらの体はほのかさんの唇に反応しっぱなしだった。ほのかさんは、それを最初から分かっていたんです。
そこからほのかさんは、「舐めてあげようか」と口でしゃぶり、「私も触って」とねだります。「舐めてくれる?私もびしゃびしゃになっちゃった」と言って、背中を向けてこちらの顔の上にまたがり、「舐めっこしよう」。
でも、この作品で私が一番好きなのは、その先です。ここから、思っていたのと話が違ってくるんですよ。
ブラを胸の下にずらしたまま、ほのかさんはこちらの腰にまたがって擦りつけてきます。「コスコスしてるのわかる?」「これすっごいエッチだね」。そして「ゆっくり入れるね」と腰を落として、「全部入っちゃったよ」と言う。
騎乗位で腰を振りながらも、ほのかさんはキスをやめません。顔を寄せ、前に倒れて顔を舐め、こちらの指を口に含む。購入者レビューにも、挿入しながらの指舐めが大好きなので本当に飛んでしまった、と書いた人がいました。
で、ここです。最初の場面のほのかさんは、激しくしたらすぐイっちゃうから、とこちらにブレーキをかけていました。そのほのかさんが、騎乗位の途中で先にイってしまう。そして、自分のほうがイくのが早すぎたかと、こちらに訊いてくるんです。
焦らして、数えて、ブレーキをかけていた人が、自分のブレーキを踏み損ねている。しかも、止まらない。「腰止まんないよ」とほのかさんは言う。私はここで、完全に持っていかれました。
そのあと、ほのかさんは全裸になって、こちらと向かい合って座ります。購入者レビューで密着感を褒められている対面座位です。至近距離で満面の笑みを見せて、顔を舐めて、「いっぱい見てね」と言う。それから背中を向けて腰を沈め、振り返っては、こちらの指を咥える。もう一度向かい合うと、ほのかさんはまたこちらの指を咥えて、上の口もいっぱいに、と求める。そして「一緒に気持ちよくなろう」と言う。
最後は正常位です。ラストの正常位は距離が遠い、と不満を書いた購入者もいます。たしかに、顔が目の前にあった対面座位に比べれば遠い。でも、仰向けで両腕を頭の上に投げ出していたほのかさんは、途中で一度、自分から起き上がってきて、顔を舐めに来る。その距離を、ほのかさんのほうから詰めてくるんです。そして「出して出して出して出して」。
最後に:全部終わったあとの約束にも、キスが付いていた

お腹の上に出されたものを手ですくって見せたあと、ほのかさんは最後の最後に、次はまたキスしながらいっぱいしようね、と約束します。
私は、ここで笑ってしまいました。手で一回出させて、騎乗位も対面座位も正常位も全部終えた人が、次の約束にまで、キスしながら、と付けてくるんです。
観る前の私は、キスを入口だと思っていました。通り過ぎて先へ進むための場所。だから早送りしていた。
でも、ほのかさんにとってキスは、入口じゃなかった。物差しだったんです。まだチューもしていない、まだフレンチキスだけ、まだキスだけ。ほのかさんはその物差しで、こちらの体がどこまで先走っているかを測っていました。そして、全部終わったあとの約束にも、ちゃんとキスが付いてくる。
この作品を観たあとで別の作品を再生すると、たぶんあなたの指はキスシーンで止まります。早送りしかけて、手前で止まる。頭の中で、ほのかさんの声が、まだキスしかしてないのに、と笑うから。
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