
こんな人に観てほしい:「ダメだ」と言いながら続けてしまう自分を許せない人へ

誰にでも覚えがあるはずです。「ダメだ」と言いながらお菓子を食べる。「もう辞める」と言いながらタバコを吸う。「もう連絡しない」と言いながらLINEを送ってしまう。言葉と行動が噛み合わない自分に、後で嫌気がさす。この作品のかんなさんは、その「言葉と行動の乖離」を、大人の女性として生々しく演じてくれます。あなたの中にある同じ構造を、鏡のように映してくる。あなたは怒るでしょうか、泣くでしょうか、それとも救われるでしょうか。
あらすじ:黒画面の一行から始まる

黒画面に白い文字が浮かぶ。「だが、彼女の結婚を機に会わなくなった」。たった一行で全部が伝わる。学生時代にバイト先で知り合った年上のかんなさん。セフレだった。結婚を機に会うのをやめた。ムラムラしてダメ元で家に押しかけた主人公を待っていたのは、困惑した顔で「もう会わないって言ったでしょ?」と言うかんなさんだった。白いタンクトップにジーンズ、明るいダイニング、コーヒーカップ。ごく普通の人妻の午後。「私と旦那も幸せに暮らしてるの」「今幸せなの」「私の旦那は優しいの」。でも次のカットで、彼女は旅館の畳の上にいる。首には赤いリボン付きの首輪、手首には革の拘束具。
見どころ1:言葉と行動の乖離

かんなさんの口から出る言葉は、ずっと拒絶なんです。「やめてよ」「やめてってば」「旅行なんて」「行けるわけないでしょ」「結婚してるんだから」「帰ってちょうだい」。言葉だけ聞いたら、この人は絶対に断っている。嘘じゃない。本気で言っている。でも、映像は全然違う方向に進む。タンクトップが脱がされ、口が押し広げられ、気がついたら旅館に到着している。「旅行なんて行けるわけない」と言っていたはずの女が、キャリーケースと一緒に畳の上にいる。
そして旅館に到着した瞬間、作品のギアが変わります。首に赤いリボン付きの首輪と鎖。両手首には革の拘束具。花柄の着物は肩にかけたまま、胸元がはだけて、ピンクのブラだけが残る。自宅シーンで「普通の人妻」だった女性が、旅館では完全にSMの対象になっている。この切り替えが速くて、観る側の脳が追いつかない。「やめて」と言っていた女が、数分後には頭を押さえられてイラマチオされている。この落差がこの作品の本体です。
見どころ2:拘束と器具と沈黙

旅館シーンに入ると、かんなさんはほとんど喋らないんです。「これでもう無理」を最後に、台詞がほぼ消える。拒絶の言葉を全部使い切ったから、もう言えることがない。ただ音だけが漏れる。そこからの映像がとにかくえげつない。頭を掴まれた強制フェラ、両手を拘束された状態でのバイブ攻め、四つん這いにされての電マ当て、仰向けでの口内射精。拘束具のせいで逃げられない、というより、逃げる気がもう残っていない。
畳、障子、赤い和傘。和の情緒のある空間に、赤いリボン付き首輪と黒い革の拘束具と、ピンクのブラが置かれる。この組み合わせがこの作品にしかない絵を作る。そしてかんなさんの表情。目を閉じて眉を寄せて、口を半開きにして、何も言わない。自宅シーンであんなに拒絶の言葉を並べていた女が、ここでは一言も発さない。言葉がないからこそ、堕ちていく速度が速く見える。
最後に:言葉と体の距離

この作品を観終わった後、あなたは自分の中の「言葉と行動の乖離」について考えるかもしれません。本当に嫌なら、言葉だけじゃ足りない。かんなさんが旅館まで行ったという事実、拘束具を受け入れたという事実、沈黙のまま受け入れたという事実は、ずっと残る。「もう会わないって言ったでしょ?」という言葉と、その後の全シーンの距離は、もう縮まらない。そしてそれがこの作品の正体です。
