お互い恋人がいる。卒業すれば、遠く離れてしまう。そんな「言えない理由」を盾にして、伝えられなかった想い。大人になった今、安定した日常の中で、ふと「もしも、あの時正直に気持ちを伝えていたら…」なんて、ありもしない未来を夢想してしまう、そんな夜を過ごしたことがあるあなたにこそ、この物語を捧げたいんです。

それは決して過去への逃避なんかじゃない。あなたが、あなたの人生で、一度は本気で誰かを想ったことの、何よりの証明ですから。

あらすじ：卒業式で終わらなかった、禁断の延長戦

同じゼミの「五芭」。彼女のことが、ずっと好きだった。

お互いに別の恋人がいる気まずさから、本当の気持ちを確かめることもできずに迎えた、大学の卒業式。4月からの地方配属も決まり、このまま会えなくなる…。そう思っていたはずなのに。恋人が卒業旅行でいない日、偶然にも二人きりになるチャンスが訪れてしまうんです。

これは、忘れなければいけない恋なのか？それとも、忘れるために燃え上がらなければならない、最後の一夜なのか？ 76分間、あなたは、選ばなかったはずの未来の当事者になります。

見どころ１：ゼロ距離で交わされる、言葉以上の「告白」

見てください、この距離を！

じゃれ合いの末に彼女を押し倒してしまうこの瞬間。ここからが、この作品の真骨頂です。いいですか、これは単なるセックスシーンじゃない。今までお互いを縛り付けていた「恋人がいる」という理性のタガが、ガラガラと崩れ落ちる音なんです。

覆いかぶさったまま、ゼロ距離で見つめ合う二人。言葉なんていらない。逸らされる視線、震える吐息、そして、透き通るように美しい彼女の肌。超至近距離だからこそ伝わる、肌のキメの一つ一つが、罪悪感と背徳感を何倍にも増幅させる！ここで交わされるのは、もはや言葉ではなく、魂そのものの対話。今まで言えなかった「好き」という感情が、視線と、肌の触れ合いだけで爆発するんです。この甘美で、息もできないほどの緊張感を、あなたは耐えられますか？

見どころ２：玄関のドアが閉じるまでが、最後の一夜だ

一度、二度と体を重ね、物語は終わったかに思えます。これで本当に最後。もう二度と会うことはないかもしれない。そんな切なさが部屋を満たした、その時ですよ。

見送りの玄関で、事件は起きる。

「終わりたくない」。その想いが、最後の理性を焼き切るんです。帰ろうとする彼女を引き止め、玄関のドアの前で始まる、三度目のセックス。おいおいマジかよ！って声が出たね、僕は。これはもう、ただの性欲じゃない。離れたくない、忘れたくない、この瞬間を永遠に刻みつけたいという、二人の魂の叫びそのものなんだ！特に、一度は背を向けた彼女が、振り返って見せるあの表情…。あれを見たら、もう誰にも止められない。この「終わりの始まり」がもたらす興奮とカタルシスは、あなたの脳に一生消えない傷跡を残すでしょう。