
こんな人に観てほしい:「推し」がいる、すべての人へ

毎月、配信日を待っている。新作のサンプル動画を5回見直す。Twitterでハートを押す。──そういう片想い的な「推し活」を、ある程度長く続けてきた人。
その推しが、今日、あなただけのために部屋にやってくるとしたら。応援してくれてありがとう、と言いながら、あなたの性癖を笑顔で全部聞いてくる、としたら。──本作は、そのファンの夢の中身を細部まで実装した作品です。
あらすじ:当選したあなたを、推しが迎えにきた日

女優は新木希空(あらぎのあ)。メーカーはエスワン ナンバーワンスタイル。
設定はこうです。S1専属・新木希空のデビュー1周年記念ファン感謝祭。応募から選ばれた当選者が、彼女を独占できる1日。「お待たせ!希空だよっ!」と、扉を開けて笑顔で迎えてくれる。「いつも希空のこと応援してくれてありがとう」──ここで、心拍数が一段上がる。
そしてすぐに性癖の問診が始まる。「希空のどの動画でよくシコシコするの?」「顔射?お顔にかけるやつ?ふーん、そうなんだ〜。変態さんだね(笑)」──「変態さんだね」を語尾に「(笑)」をつけて笑顔で言ってくる人。これに耐えられる神経を、あなたは持っていますか?
見どころ1:「気持ちかったら手あげてみて」のミニゲーム

希空ちゃんは、ファンとの距離を段階的に縮めるのが、異常にうまい。
最初は身体のパーツの段階解禁。「足見せて」「腕、触ってみて」「触っていいよ」「お尻大きいからさ」と一個ずつ。彼女の中では、全部を一度に出さないルールがあって、それを守りながら、こちらに小出しにご褒美を渡してくる。「おっぱい触っていいよ」「中も見たい?じゃあお願いして」「よくできましたー、いい子いい子」と、幼児に対するように褒めてくる捻れ。
そしてここからが彼女の本領。「気持ちかったら手あげてみて」というミニゲーム。「よーいスタート」と勝手に始める。──手コキされながら、気持ちよさを「手をあげる」というシグナルで報告する遊び。自分の快楽を可視化させられる、未経験のジャンル。遊びのフレームの下で、こちらの感度を全部チェックしてくる。
そして1発目。「イきそうなの?早いよー、でも今日は希空と一緒にいっぱいいられるから、イきたいならイってもいいよ」──早めの暴発を、彼女の方が「イってもいいよ」と許可してくれる。「希空いっぱいかけられて嬉しかったよ、ありがとう」と、こちらが射精したことに対してお礼を言われる奇妙な経験。射精して、ありがとうと言われる。ファン感謝祭、構造から逸脱している。
見どころ2:「いっぱい顔にかけていい権利をあげます」

休憩を挟んで、希空ちゃんは新しいコスプレで戻ってくる。「お待たせ、また新しく着替えてきた、可愛い?」。
そして、ここから彼女がこちらの性癖を一つずつ確認してくるターン。「さっきさ、めっちゃ早くイっちゃってたじゃん、気持ちよかったの?」「希空もさ、めっちゃ興奮しちゃった、実は、気づいてた?」──演技ではない素の告白を、突然挟んでくる。これが効きます。ファン感謝祭の文脈で、推しが「私もあなたに興奮した」と言う。フィクションとリアルの境目がふっとブレる。
「乳首はさ、ここなめなめされるのどう?まだ経験ない?ちょっと一回やってみない?」──こちらの「まだ経験のないプレイ」にまで踏み込んでくる。推しが、まだ知らない快楽の扉を開けてくれる。ファン感謝祭の特別感は、こういう「初めて」を任せられる感触で完成する。
そして、決め台詞。「気持ちかったら手あげてみて」のミニゲームの2回目を経て、希空ちゃんはこう言うんです。
「偉いぞ、我慢できたあなたには、いっぱい顔にかけていい権利をあげます」
──顔射、権利化。これがこの作品のヤバさです。顔射が「ご褒美」「権利」として段階的にアンロックされる。推しの顔に向けて発射することを、正規の手続きで権利として獲得したという形で渡してくる。2発目、希空ちゃんの可愛い顔にしっかりとかける。
最後に:3発目と「これからも応援してね」

そして3発目は本番。「もう入れたいけどね、希空は」と挿入。推しが「入れたい」と言ってくれる。挿入直後、「気持ちすぎて止まんない、一回だけイっていい?先に」──推しの方が、こちらより先に達してしまう。これでもう、ファンとアイドルの関係性は、いくつかの線を越えている。
3発目はちゃんと顔射で締める。これで顔射3発、デビュー1周年の供給過多。
そして最後に、希空ちゃんはこう締めるんです。
「キス、めっちゃ相性いいよね。これからも希空のこといっぱい応援してね、大好きだよ」
──ファンとしての関係を維持してくれる宣言。今日の特別な1日は終わるけれど、いつもの関係はちゃんと続く。次の動画が出たら、また応援できる。ファン感謝祭は、特別であると同時に、日常への戻り道でもある。
観終えたあと、あなたはたぶん、新木希空の次のリリース日をスマホでチェックしている自分に気づきます。推しの応援は、終わらない。むしろ、今日からが本気の応援だと、希空ちゃんの「大好きだよ」が囁いてくる。そういう、「推し活」の燃料補給として完璧に設計された1本です。
